自分で前髪は切らない方がいい!?美容師が使うハサミの話:初耳学【2018/01/07】

美容室で使われているハサミの1つ、

↓こちらの「ミズタニシザーズ アクロゼット Z-2」のお値段は、なんと約8万5千円。

これは市販のハサミの約140倍のお値段です。

そのハサミの落下は、美容師にとって最悪の瞬間なのだそうです。

しかし、なぜ落下するとダメなのでしょうか?

一般のハサミと美容師のハサミの刃の上に、それぞれ板を乗せてみると、

美容師のハサミの刃は5mm凹んでいて、空間があることがわかります。

そのため、一度落としてしまったハサミは落下の衝撃で調整が狂うので、

職人に修理してもらうまで、絶対に使ってはいけないという教育が全国の美容室で徹底されています。

そして、ハサミの切る部分を比較してみると、

一般のハサミは「」で切りますが、美容師のハサミは「」で切るため、接地面積が小さく力が加わりやすくなっています。

それぞれのハサミで髪切った断面を比較してみると、

美容師のハサミに比べて、一般的なハサミは断面がガタガタで楕円形になっています。

この髪へのダメージが枝毛の原因になってしまうのです。

なので、自分で前髪を切るときは注意しましょう。