シャツの下の方にある余ったボタンは一体型下着のためだったという話:ZIP!【2018/01/22】

Yシャツなどのボタンに関する疑問を調査していました。

シャツの一番下を見てみると、

穴がないのに、ボタンが1、2個付いているものがあります。

いったいこれは何のために付いているのでしょうか?

現代では、「替えのボタン」として使われていますが、

ヨーロッパでは19世紀初頭まで、シャツは男性用下着として使っていました。

専門家のアドバイスの元、昔のシャツの形を再現してみることに。

↓こちらのシャツの後ろの裾はやや長めの仕上がり、

一番下を見てみると、ボタンの穴がありました。

これを試着してみます。

↓こちらが前の一番下にあるボタン。

この前のボタンを下にして、先ほどのボタン穴を股の下を通して前にもってきて留めます。

こうして、上下一体型の下着として着用します。

前から見ると↓こんな感じ。

後ろから見ると、↓こんな感じです。

つまり、赤ちゃんのロンパースのような作りだったということです。

疑問だった現代のシャツの一番下のボタンは、その時代の名残りと言われています。