キャッシュレス社会でのマイナス金利の話:オイコノミア【2018/01/31】

現金社会と、キャッシュレス社会の違いについての話がありました。

金利を上げると、景気が悪くなる

・銀行の金利を1%と高く設定する
(100万円を預けると1年後に101万円になる)

・利息が増えるので銀行にお金を預ける人が増える

・物が売れなくなり、消費が減る

・景気が悪くなる

金利を下げても、景気が悪くなる

・景気をよくするために、日本銀行が一般の銀行の金利を下げる

・金利を0.1% や、0.01%などに設定する

・利息がほぼゼロなので、銀行に預けなくなる

・タンス預金になる
(日本のタンス預金は約43兆円[一人あたり約34万円])

銀行に預ければ、景気が良くなる

タンス預金にお金の動きはありません。

しかし、銀行にお金を預けることによって、資金を必要とする企業などに貸し出されます。

すると、企業が活発になり、景気が良くなります。

マイナス金利にしても、景気が悪くなる

・銀行の金利をマイナス1%と低く設定する
(100万円を預けると1年後に99万円になる)

・銀行にお金を預けない

・タンス預金になる

・景気が悪くなる

キャッシュレス社会でマイナス金利にすると、景気が良くなる

マイナス金利は景気を悪くするということでしたが、これがキャッシュレス社会だとどうでしょうか?

・1万円札などの現金をなくして、キャッシュレス社会にした状態で、銀行に100万円貯金している。

・貯金している銀行でマイナス金利が設定されると、預けているお金が自動的に年々減っていく。

・タンス預金にはできないので、消費・投資などが増える。

・景気が良くなる。

こういった状況では、マイナス金利が活きてくるそうです。