現金社会と、キャッシュレス社会の違いについての話がありました。
金利を上げると、景気が悪くなる
・銀行の金利を1%と高く設定する
(100万円を預けると1年後に101万円になる)
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・利息が増えるので銀行にお金を預ける人が増える
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・物が売れなくなり、消費が減る
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・景気が悪くなる
金利を下げても、景気が悪くなる
・景気をよくするために、日本銀行が一般の銀行の金利を下げる
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・金利を0.1% や、0.01%などに設定する
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・利息がほぼゼロなので、銀行に預けなくなる
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・タンス預金になる
(日本のタンス預金は約43兆円[一人あたり約34万円])
銀行に預ければ、景気が良くなる
タンス預金にお金の動きはありません。
しかし、銀行にお金を預けることによって、資金を必要とする企業などに貸し出されます。
すると、企業が活発になり、景気が良くなります。
マイナス金利にしても、景気が悪くなる
・銀行の金利をマイナス1%と低く設定する
(100万円を預けると1年後に99万円になる)
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・銀行にお金を預けない
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・タンス預金になる
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・景気が悪くなる
キャッシュレス社会でマイナス金利にすると、景気が良くなる
マイナス金利は景気を悪くするということでしたが、これがキャッシュレス社会だとどうでしょうか?
・1万円札などの現金をなくして、キャッシュレス社会にした状態で、銀行に100万円貯金している。
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・貯金している銀行でマイナス金利が設定されると、預けているお金が自動的に年々減っていく。
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・タンス預金にはできないので、消費・投資などが増える。
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・景気が良くなる。
こういった状況では、マイナス金利が活きてくるそうです。