1970年代の放送開始から、約45年。
幅広い世代に愛され、国民的人気番組へと成長していった「ポンキッキシリーズ」。
「ひらけポンキッキ」がスタートしたのは、1973年。
教育の専門家らが監修し、ガチャピンとムックと共に「幼児が楽しく学ぶ」をコンセプトに番組が始まりました。
番組開始当時は、午後2時からの放送。
子どもが幼稚園から帰ってくる時間帯に、あえて放送することで、子どもはテレビに夢中に。
お母さんたちは家事に専念しやすくなったといいます。
その後、専門家から「朝のほうが多くの子供がテレビを見ている」と指摘があり、
1975年からは、午前8時台に移動。
テレビ見たさに、朝の準備を素早くすませる子供が急増。
子どもたちを夢中にさせたのはガチャピンとムック。
いろんなショーを行ったり、ときには科学の実験に挑戦したり。
そんな折、1990年代、ガチャピンに転機が訪れた。
ガチャピンが様々なアクティビティに挑戦する人気コーナー「ガチャピンチャレンジ」。
やぶさめをしたり、フィギュアスケートではアクセルジャンプを披露し、最終的には地球を離れ宇宙遊泳まで。
これまで60回を超える挑戦に子供たちは釘付けになった。
そして、ポンキッキシリーズ45年の中で欠かせないのが、名曲の数々。
「パタパタママ」
「およげ!たいやきくん」
1975年発売の「およげ!たいやきくん」は、CD売上枚数が未だ破られていない歴代トップの450万枚超を記録。
その人気は社会現象となり、たい焼きブームで「小豆の値段が上がった」と和菓子店から苦情が入るほどでした。
1993年からは、「SUPER KIDS ZONE ポンキッキーズ」が朝8時台にスタート。
軽快な音楽にのったコニーちゃんの「ジャカジャカジャンケン」や、
アーティストや俳優が歌う曲も話題になりました。
1999年には、再び午後の放送(午後4時台)へ戻り、爆笑問題が扮する人気キャラクターの「爆チュー問題」が誕生し、「でたらめな歌」も人気でした。
2001年以降、「ポンキッキーズ21(土)朝6時台から」や「ポンキッキ(金)午後3時台」と、名前や時間を変え、
2008年以降、放送枠も地上波からBSに移動。
半世紀近く、時代を越え、幅位広い世代から愛され続けたポンキッキシリーズですが、
2018年03月25日、最終回を迎えました。
最後の言葉は、「げんきー、ゆうきー、ポンポ、ポンポ、ポンキッキーズ!」でした。