ブラックホールは穴じゃないという話:池上彰と宇宙の旅2018【2018/03/28】

ブラックホールといえば、黒い穴を想像しますが、穴ではないそうです。

ブラックホールは理論的にはあるが、誰も見たことのないもの。

厳密にいうと、とてつもなく小さな星のようなもの。

惑星には重力というものがあります。

巨大な星ほど重力が強いです。

地球の重力を「1G」とすると、

月の重力は「1/6G」。

太陽の重力は「28G」。

太陽の引っ張る力で地球は回り、地球の引っ張る力で月が回る。

そして、太陽よりも、ものすごく大きな星がある。

その巨大な星がブラックホールになる。

この巨大な星にも寿命がある。

巨大な星が自分の重さに耐えかねて、つぶれていく(風船がしぼむようなイメージ)。

つぶれて小さくなると、さらに重力が強くなる。

小さくなればなるほど重力が強いので、さらに小さくなっていく。

見えないくらい小さくなって、ものすごい重力で周りのものが吸い込まれていく。

光すら吸い込むので真っ暗。

だからブラックホールで見えない。