埼玉県行田市の伝統産業「足袋づくり」。
その足袋を進化させた、ある商品が今半年待ちの人気となっているそうです。
製造元は、創業90年の足袋メーカー「きねや足袋」。
足袋づくりを支えているのが、100年前に製造された「ドイツ製のミシン」。
通常のミシンとは異なり、布で小さな山を作りながら縫えるので、つま先もふっくら。
立体的に仕上げることができるのです。
この技術を活かして作った商品が「きねや無敵」。
徹底的に、裸足感覚にこだわった、ランニング足袋 です。
いったいなぜ、足袋でランニングシューズを作ったのでしょうか?
社長「足袋も必然的に減ってきている、というのは目に見えている。」
足袋という伝統を守りながら、時代のニーズに応える新しいものは作れないか、そんな時に目にしたのが、ランニング人工増加のニュース。
足袋づくりの技術が、ランニングシューズ開発に応用できると考えたそうです。
社長「ランニング足袋を作ることによって、足袋自体が知ってもらえるキッカケになった」
という話でした。