なぜ牛乳を飲む時に腰に手をあてるのか?という話:チコちゃんに叱られる!【2018/07/13】

銭湯などの入浴後、瓶入りの牛乳やコーヒーを飲む時に、腰に手をあてる人がたくさんいます。

これはいったい、なぜでしょうか?

その理由は、「牛乳瓶の形」にあるといいます。

牛乳瓶は、ペットボトルやジュースの瓶に比べて、飲み口の部分が大きいです。

そのため、飲み口の広い牛乳瓶は、飲み口が鼻にあたって邪魔になるので、無意識に身体をのけぞらせて顔を傾けます。

その時、人はつい腰に手をあてたくなるといいます。

その状態をモーションキャプチャーで見てみると、

腰に手をあてて飲んだ時の方が、5度ほど大きく体を後ろに反りました。

この腰に手をあてる動作は、胴体を支えているのではなく、前に腰を押し出すことで、胴体をのけぞりやすくしているといいます。

しかし、そもそもなぜ、牛乳瓶の口はこんなに大きいのでしょうか?

実は、昭和33年に、飲み口を26ミリ以上にすることが定められています。

牛乳キャップの国内シェア99%を誇る「尚山堂」。

その会社の当時の浅野社長が、牛乳キャップの大きさを統一。

全国の乳業メーカーもそれに賛同して、今の飲み口の大きさ、34mmになりました。

なぜこの大きさなのかというと、牛乳瓶は使用後、洗浄・消毒され再利用されるのが一般的。

つまり、飲み口が大きい方が洗いやすいからなのです。