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オランダとベルギーの複雑な国境の話:リトルトーキョーライフ【2018/08/09】

前回に引き続き、境界線の話です。

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オランダとベルギーの国境で、すごく入り組んでいる所がありました。

黄色い部分がオランダで、その中にオレンジ色のベルギーがあり、さらにその中に、オランダの飛び地があります。

なぜこのようになったのでしょうか?

このバールレ地区(オランダとベルギーの国境)は、元々は1つの村でしたが、王様と公爵が土地の権利を争い複雑な区割に。

その後、戦争を経てオランダ領とベルギー領になり飛び地の国境が誕生しました。

この国境の上に一軒の家が建っていました。

向かって左側がベルギー、右側がオランダ、真ん中の「+」マークが並んだ線が国境になります。

境界線上にある家や店の住所は、正面玄関のある方になります。

そのため、税金が安い方に玄関を付け替えるというケースもあるそうです。

しかし、玄関が境界線上にあるこの家の場合、判断が難しいかもしれません。

こんな話もありました。

2004年、ベルギーでは、飲食店など公共の場所での喫煙が禁止に。

そこで、境界線上にあったある飲食店は、オランダ側に入り口を付け替えました。

すると、お店での喫煙が可能になったといいます。

こんなに国境が入り組んでいると、入国が不便かなと思えそうですが、

EU内ではパスポートはいらないので、その部分での不便さはなさそうです。

そんな中、国境ならではの事件がありました。

国境付近のオランダ側で車に轢かれた人が、ベルギー側へ飛ばされてしまいました。

そこにかけつけたオランダ側の救急隊は国が違うので手が出せずどうしようもない状態。

これをどうしたかというと、通行人にお願いして轢かれた人を引っ張って来てもらったそうです。