お風呂に入ると手足がふやけてしまうのはなぜ?という話:チコちゃんに叱られる!【2018/08/24】

お風呂に入ると手足がふやけてしまうのはなぜ?という疑問がありました。

手足がふやけるのは人類の進化に関係がありそうです。

生物は海から進化しました。

陸上でも水分が蒸発しないように、人類は全身を角質が覆うようになりました。

角質とは?
体全体を覆っている厚さ0.02mm の薄い膜。

しかし、雨が降ったり、霧が出たりした時に、手がぬれてしまってツルツルと滑りやすくなり、物が持ちにくくなったりしてしまいます。

そこで、手足の角質が水分を吸ってふやけて、滑りづらくなる機能が備わりました。

手足の角質は、他の部分に比べ、角質は10倍の厚さ。

そこが多くの水分を吸収、角質の体積が増えてシワシワにふやけるのです。

これをレーシングカーで例えると、

乾いた道路を走る時に使うのは、表面がツルツルのタイヤ。

雨の道路を走る時に使うのは、溝が付いたレインタイヤ。

車が滑るのは、雨などで路面が濡れた時に、タイヤと路面の間に水が入ってしまうから(ハイドロプレーニング現象)。

レインタイヤは、溝の中に水を逃すことで、タイヤと路面を密着させて、滑らなくしているのです。

ふやけてできた手足のシワも同じ働きをしています。

この「自動滑り止め機能」を使えば、シワに水が逃げ込むため、指と物体が密着し、すべりにくくなるのです。