水族館で、寝ているペンギンを見てみると、つま先を上げて寝ていました。
なぜ、こんな格好で寝ているのでしょうか?
ペンギンの足やくちばしには毛がないので、その部分は冷えてしまいます。
なので、足はかかと立ち、くちばしはフリッパーと呼ばれる手の部分にしまって眠っています。
このように体温が下がらないように工夫しているのです。
ところで、足をかかと立ちして眠るなんて、つらくないのでしょうか?
実はペンギンは、人間と違ってヒザを曲げて立っています。
立っているというか、人間でいうとしゃがんでいる形になっています。
ペンギンの骨格を見てみると、常にヒザを曲げてしゃがんでいる状態なので、前後のバランスが安定しているのです。