「人が考え事をする時に上を向くのはなぜでしょう?」という疑問がありました。
この疑問を街の人に聞いてみると、確かに上を向いている人が多くいました。
その理由はなんでしょう?
考え事をするとき、頭の中では、たくさんの情報を処理する必要があります。
なかでも、目から得られる情報は非常に多く、
全情報量の80%以上を占めるともいわれています。
しかし、この多すぎる情報がかえって、脳が考えごとをする邪魔をしてしまいます。
なので、ふだんあまり情報がない上を見て情報を遮断しようとしています。
例えば、会議中にシャットアウトしたい情報は「人の顔」。
相手の表情ですら、脳は情報として処理しようとするので、天井や壁など、何もない方を向いて、情報をシャットアウトするというわけです。