夜寝る時に、キッチンの蛇口から落ちて「ポタポタ」と聞こえてくる水滴の音。
どれだけ蛇口をギュッと閉めても、落ちて聞こえてくることがあります。
そこで、コップと「あるモノ」を使って、この音を消す方法が発見されました。
そのあるモノとは「洗剤」です。
水の入ったコップに、洗剤を入れて泡立てて、蛇口の下に置くと、水滴が落ちてきても音が鳴りません。
しかし、もし、ここでコップに水だけを入れていた場合、今度は「ポチャン」という音が聞こえてきてしまいます。
では、なぜ、洗剤を入れて泡立てると音が鳴らないのでしょうか?
そもそも、この「ポチャン」という音は、
これまでは、水面に水滴が落ちて当たる音だとされてきました。
しかし、実は・・・、
水滴が水面に落ちた瞬間、くぼみが生まれます。
そのくぼみが反動で戻ろうとするときに、水中に取り残される小さな泡。
くぼみからこの小さな泡が離れる瞬間、このくぼみの底が更に振動することで「ポチャン」という高い音が発生していたのです。
そこで、食器用洗剤を入れると、界面活性剤が水の表面張力を弱めます。
さらに、泡立てることで、ポチャンという音を消すことができるのです。