江戸時代の古地図を見てみると、それぞれの土地に書かれている名前の向きがバラバラになっていて、見づらい印象があります。
しかし、これには便利な秘密があったのです。
家によって名前の向きが違う、家によって違うもの・・・、そう、それは家の「入り口」です。
「入口の向き」がわかるのです。
大きな家だと、どこが入り口かわかりにくいですが、この仕組みがあれば便利です。
このような地図は、主に参勤交代で江戸に初めてきた人たちが使っていました。
この他にもわかりやすい工夫がされています。
その1つに、「色分け」があります。
例えば、「白」は「武家屋敷」、「赤」は「寺社地」、「グレー」は「町人町」などに分かれています。