日本人のソウルフード「そば」。
そんなそばでも、「立ち食いそば」は、実はそばというより「茶色いうどん」の可能性があるという話です。
「蕎麦(そば)」を広辞苑で引くと、「蕎麦粉・小麦粉をこねて細く線状に切った食品」と説明があります。
ところが、
「蕎麦掻き(そばがき)」と引くと、「蕎麦粉を熱湯で練り・・・」と書いてあり、小麦粉は入りません。
つまり、我々が食べているお蕎麦には、小麦粉が入っている前提。
ただし、それには、
乾めん類品質表示基準(消費者庁)によると、
そばを乾めんの状態で販売する際には、そば粉が30%未満のものはその割合の表示義務がある。
とあります。
しかし、立ち食いそばなどの飲食店には、その義務はないので、
値段を抑えるため、そば粉が3割未満で小麦粉の方が多く含まれて提供されている可能性もあります。
そうなると、うどんや素面と変わらないということになってきます。
もし、そば粉を10割で作ると、値段は2,3倍となり、安くて美味しいという立ち食いそばのコスパの良さはなくなってしまうのです。
(ちなみに、「中華そば」は、そば粉がゼロだったりします。)