会社がブラックだから辞めたいけど、どうしても辞められないという人もいると思います。
そんな中、ネット上で話題となっているのが、「退職代行サービス」。
会社と本人の間に入り、会社を辞める手伝いをしてくれるサービスで、費用は5万円程度です。
このサービスを利用した人がいました。
完全週休2日の求人広告を見て、美容師として働き始めたAさん。
しかし、実際に働いたところ、月に1回〜2回連休があるかないかくらいでした。
しかも、毎日16時間以上の激務。
風邪を引いた時も、人手が足りないことを理由に、出勤させられていたといいます。
勤めている美容室の上司からは、何もしていないのに怒られることもあり、恐怖感を覚え、精神的に追い詰められていきました。
そして、ついに意を決して、上司に「辞表」を出して「辞めたい」と伝えたところ、
「1年後に考えてやるよ」と言われ、Aさんは辞めることができませんでした。
このできごとの後、さらに上司からはきつく当たられ、退職を再び言い出すことはできませんでした。
そんな時、インターネットで「退職代行」のサービスを見つけ、藁にもすがる思いで依頼することを決めました。
退職代行を依頼したAさん、いったいどのようにして会社を辞めることができたのでしょうか?
依頼を受けた代行サービスは、すぐにAさんの働いている美容室に、Aさんが退職を希望しているということを連絡。
Aさんは、代行サービスの指示通り、退職願を書き、サポートを受けた通りに動きました。
以降、会社には出勤せず、会社から何度も電話がかかってきても、Aさんは一切出ませんでした。
そして、辞められるまでの期間は1週間程度でした。
この退職代行サービス、サービス開始後1年半で約1300人が利用し、成功率は100%なのだとか。
このサービスはあくまで「退職の意思」を伝えるのみで、弁護士業務にあたる有給消化などの交渉は一切行わないということです。
正社員だけでなく、アルバイトに関しても代行しているとのことです。