中国・天津市にある一般道路。
そこの監視カメラが捉えた映像です。
時刻は、朝の7時45分のことでした。
高速道路の入り口の手前、片側4車線の道路の端で、停車していた赤色の大型バス。
なにやら不自然な動きをしています。
なんとこのバス、後続車がいるにもかかわらず、強引にUターンを始めたのです。
バスが後続車の行く手を阻み、3車線を占領。
行き場を失った後続車は残った1車線に殺到。
まるで砂時計のようにすり抜けます。
道路は、みるみるうちに大渋滞。
ついに、バスは4車線とも完全封鎖してしまいました。
さらに、自ら行く手を塞いだ後続車の間を、衝突スレスレで、かき分けるように逆走を始めます。
バスは1車線を占領し、3kmにわたり逆走しました。
その結果、バスの運転手は200元(約3,300円)の罰金と、減点処分を受けました。
なぜ、バスは危険なUターンと逆走をしたのでしょうか?
その理由には、
・当日の朝、霧が濃く高速道路の料金所が閉鎖されていた。
・通勤バスなので、始業に間に合わせないといけない。
ということがありました。
通勤バスの運転手は、時間に遅れた場合クビになることもあるそうです。