「妊婦加算」ってなに?という話:モーニングショー【2018/11/08】

妊婦加算」ってなに?という話がありました。

妊娠している女性に話を聞いてみると、当事者なのに知らないという人も多い。

先月(2018年10月)、妊娠中のある女性が、↓このようなツイートをしていました。

この前、皮膚科に行ったら、お会計呼ばれて
「あれ、妊娠中ですか? なら、お会計変わります」
とか言われて会計高くなったのウケる
妊婦加算だとさ

妊婦加算とは、医療機関の外来を受診した妊婦に対して、通常の診療代にさらに上乗せされる費用のこと。

今年(2018年)4月から始まった制度ですが、ほとんど知られることなく、妊婦の負担が増えていた事態にネット上では批判の声があがっています。

・そもそも少子化うんぬんのこのご時世に”実質妊婦税”みたいなの設ける意味が分からん。
・子ども増やせと言いながら、ねぇ。
・絶滅危惧種日本人は、あと何年後なんだ?

しかし、ある医師の話によると、

妊婦さんからお金を取るというよりも、妊婦さんがどこでも安心して、受診できる体制を作りたいというのがある。

とのこと。

「妊婦加算」の趣旨によると、

これまでは妊婦の方が病気になった場合、一般の病院の医師は妊婦の診察に慣れておらず、また産婦人科では病気の診察に慣れていないという状況でしたが、妊婦に影響のない診察や薬の対応が求められてきました。
そこで、母体や胎児への影響に配慮した手厚い診察を行うため、診察料の上乗せをする「妊婦加算」を今年(2018年)4月からスタートさせました。

とのこと。

妊娠していることで、眼科や皮膚科など、どんな診察でも加算されます。

医療費の窓口負担が3割の場合、初診で230円、再診で110円です。

また、通常の妊婦健診の場合には上乗せされないとのことです。

この「妊婦加算」については、賛否両論あるようです。

賛成派
・安心が得られるならいいと思う
・受け入れ態勢ができている証しだから良い

反対派
・ますます少子化が進むのではないか
・妊娠を隠す女性を増やしかねない