スウェーデンの家庭では、ゴミの分別の種類が多いです。
色別の袋に入れて捨てます。
プラスチックは、オレンジの袋
紙ごみは、黄色の袋
生ごみは、緑色の袋
燃えるごみは、白色の袋
金属は、灰色の袋
雑誌は、青色の袋
洋服は、ピンクの袋
など、7色の袋に分けます。
さらに分別は細かく、
スプレー缶は、先端のプラスチックを取り外す。
封筒は、中身が見える透明なプラスチック部分を取り外す。
ボールペンは、全体のプラスチックと、先端の金属部分と、持ち手の燃えるごみに分ける。
付箋は、のりの付いた燃えるごみと、リサイクルする紙ごみとに分ける。
そこまで仕分けているスウェーデンのごみの再利用率は99%。
ゴミ集積場では、いろんな色のごみ袋が混ざっていますが、ベルトコンベアー場で機械が袋の色ごとに分別していきます。
プラスチックごみは、プランターなど再びプラスチック製品に。
新聞・雑誌ごみは、卵パックなど紙製品に再生。
燃えるごみは、燃やす時に出た熱でお湯を沸かして、一般家庭の温水暖房に使われている。
焼却灰は、加工して肥料や建材などに再利用する。
さらに家庭では、すごいものを分別していました。
それは「トイレ」。
便器が、尿と便を分別できる作りになっています。
尿は、肥料に。便はバイオガス(車の燃料など)として再利用されます。
さらに、下水を完全に浄化して「PU(便)REST(残り物)」という名前のビールまで作られていました。
リサイクルがうまく行き過ぎているスウェーデンでは、ゴミが足りない状態にまでなっていて、発電で使う燃えるごみを外国から受け入れている。
その際のごみ処理費用として相手国から1トン約8,000円を受け取っているということです。