トイレまで!?スウェーデンのゴミの分別がすごすぎる!という話:緊急!池上彰と考える 【2018/12/05】

スウェーデンの家庭では、ゴミの分別の種類が多いです。

色別の袋に入れて捨てます。

プラスチックは、オレンジの袋
紙ごみは、黄色の袋
生ごみは、緑色の袋
燃えるごみは、白色の袋
金属は、灰色の袋
雑誌は、青色の袋
洋服は、ピンクの袋

など、7色の袋に分けます。

さらに分別は細かく、

スプレー缶は、先端のプラスチックを取り外す。

封筒は、中身が見える透明なプラスチック部分を取り外す。

ボールペンは、全体のプラスチックと、先端の金属部分と、持ち手の燃えるごみに分ける。

付箋は、のりの付いた燃えるごみと、リサイクルする紙ごみとに分ける。

そこまで仕分けているスウェーデンのごみの再利用率は99%。

ゴミ集積場では、いろんな色のごみ袋が混ざっていますが、ベルトコンベアー場で機械が袋の色ごとに分別していきます。

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プラスチックごみは、プランターなど再びプラスチック製品に。

新聞・雑誌ごみは、卵パックなど紙製品に再生。

燃えるごみは、燃やす時に出た熱でお湯を沸かして、一般家庭の温水暖房に使われている。

焼却灰は、加工して肥料や建材などに再利用する。

さらに家庭では、すごいものを分別していました。

それは「トイレ」。

便器が、尿と便を分別できる作りになっています。

尿は、肥料に。便はバイオガス(車の燃料など)として再利用されます。

さらに、下水を完全に浄化して「PU(便)REST(残り物)」という名前のビールまで作られていました。

リサイクルがうまく行き過ぎているスウェーデンでは、ゴミが足りない状態にまでなっていて、発電で使う燃えるごみを外国から受け入れている。

その際のごみ処理費用として相手国から1トン約8,000円を受け取っているということです。