今年の年賀状には、「終活年賀状」というトレンドがあるそうです。
これは、平成の終わりと共に年賀状を卒業するというもの。
「来年から年賀状のやりとりをやめます」と宣言する年賀状のことです。
ここ最近、シニアを中心に増加していて、65歳以上を対象にした調査では、約6割の人が受け取ったことがあるといいます。
この終活年賀状の注文が、去年(2017年)の3倍の量になったというプリント会社のお店もありました。
年賀状を書く人は、SNSやLINEなど通信アプリの普及で、年々減少しており、
来年(2019年)向けの発行枚数は、2004年のピーク時のおよそ半分にまで減っています。
2004年 44億5000万枚
2019年 24億 21万枚
終活年賀状の例:
毎年の年賀状ですが
今年限りで失礼させていただきたいと思います
勝手ではございますが
今後も変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます
シニアの方の例:
高齢になりましたため本年をもちまして
年始のご挨拶を失礼させていただきたく
ここにお願い申し上げます
終活年賀状は、相手を傷つけず失礼がないよう、年賀状を断る文面を書くのがポイントです。
いきなり年賀状が届かなくなってしまう、ご挨拶が届かないというよりは、「こういう理由でやめるのだけども、でもおつきあいは変わりませんよ」ということが一番大事になるそうです。