「ふー」と「はー」で温度が違うのはなぜ?:チコちゃんに叱られる!【2018/12/21】

熱い料理を冷ます時は「ふー」、冷たい手を温める時は「はー」と息を吹きかけます。

でも、どうして温度が違うのでしょうか?

これは気のせいではなくて、実際に温度が違うのです。

試しに息を吹きかけた手の平の周りの温度を計ってみると、「はー」は、約33度、「ふー」は、27度になりました。

しかし、口元の息の温度を計ってみると、どちらも、33〜34度と変わらなかったのです。

そこで、ポイントとなるのが「ポテンシャルコア」。

ポテンシャルコアとは?
吐き出した息が周りの空気と混じり合わずそのまま届く領域。

周りの空気の温度は、息の温度よりも低いので、周りの空気を巻き込むほど、空気の温度に近づいて温度が下がる。

空気は流れが早いと、周りの空気を巻き込んで一緒に流れて行く性質がある。

つまり、「ふー」と吐いた息は、「はー」よりも勢いが強いため、周りの空気を巻き込んで温度が下がり、冷たく感じるのです。

「はー」は、「ポテンシャルコアの息」

「ふー」は、「空気を巻き込んだ息」

これが温度差の正体です。