中国のある超高解像度のパノラマ写真が話題になっています。
撮影したのは、中国上海のランドマーク、「上海テレビ塔」。
そこから、撮影されたあるビルまでの距離は約1km。
しかし、そんなに遠く離れていても、どんどん拡大していくと、人の姿までクッキリ見えます。
このパノラマ写真は、中国のIT企業がネット上で公開。
Googleマップのように、マウスの操作で画面を自由に拡大できます。
いくらズームしても、画面が荒くなることがない鮮明さです。
ハイテク技術と共に話題になったのが、中国らしい光景。
なぜか歩道を走るバイクや、
急な割り込みをするバスまで見えます。
その技術に驚きと賞賛の声が上がる一方、ネット上では不安の声もあります。
・カーテン閉め忘れちゃダメだね
・まさに監視社会だ
さらには、中国政府による監視の恐れを報じる欧米メディアも・・・。
このパノラマ写真は、9,000枚取った写真をコンピュータで処理し合わせて、360度全方位見られるようにしたということです。
これを作った「ビッグピクセル社」によると、
この写真は都市のPRのために作ったもの。監視システムに応用するのは完全にありえない。
とのこと。
しかし、中国には「軍民融合戦略」というものがあり、これは民間企業は国や軍が必要とする場合、その技術を提供しなければならない。
この超高解像度カメラ に、 ドローン や 顔認証システム までが揃うと、プライバシーがなくなるという日も近いかもしれません。