マジシャン:10円玉を4枚用意してもらっていい?
お客さん:はい、用意しました。
マ:この中から選んだ10円玉を当てるマジックをします。僕は後ろを向いているので、好きな10円玉を1枚選んでください。
客:じゃあ、コレ!(1番右のやつ)
マ:選んだら、その10円を握って、額の前に持ってきて、私に念を送ってください。
客:(にぎにぎ)、う〜ん(念じてる)
マ:10、9、8・・・3、2、1、ゼロ!そしたら、その10円玉を元に戻してください。
客:戻しました。
マ:(振り返る)私は後ろを向いていたので、あなたが、選んだ10円玉がどれかわかりませんよね?
客:はい、わかるわけないじゃないですか。
マ:でも、フェロモンでわかるんです。今から当てますから!
マ:(4枚の10円の匂いを嗅ぐ)
マ:なるほど、わかりました、これですね!
客:えぇー!当たり!すごーい!
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実は、このマジック、体温でわかります。
そのためには、3つのテクニックが必要です。
・熱伝導率の高い10円玉を使う
・しっかり10秒で体温を移す
・匂いを嗅ぐふりをして鼻の頭で熱を感じる
熱伝導率が高い10円玉に10秒間握って触れることで体温が移ります。
触った10円玉だけほんのり温かいです。
この温度は、手で握ってもわからないかもしれないが、
匂いを嗅ぐフリをして鼻にあてることによって、
鼻の皮は薄いので敏感に温度差を感じることができる。
これによって、温かい10円が選んだものだとわかる。