オーストラリア生まれなのに「国産牛」?という話:おはよう朝日です【2019/01/29】

大手食品加工メーカーの日本ハムでは、

オーストラリア生まれの「国産牛」を2019年春から販売するそうです。

オーストラリアなのに、国産?

いったい、どういうこと?

消費者庁のルールに、国産牛については、

国内での飼育期間が海外より長ければ、「国産牛」表示が可能

と、あります。

例えば、

オーストラリアで、生まれて約300kgまで生育(9〜10か月間)

その後、日本で、成牛として食肉加工まで(15〜16か月)

の場合、国産牛になります。

それにしても、なぜ、オーストラリアで育てるのでしょうか?

日本ハムの広報によると、

・大規模生産で生産効率が高い。

・子どもの頃に死亡するリスクが減少、安定供給につながる。

とのこと。

さらに、日本産和牛の遺伝子を引き継ぐ、「豪州WAGYU」も登場している。

(ここまでくると、もうどこ産なのか わけがわからない・・・)

ちなみに、和牛と国産牛の違いは?

和牛:日本の在来種をもとに改良された品種(生まれを問う)

国産牛:日本国内で飼育された牛(育ちを問う)

となっている。