みかんは、転がして食べると甘くなるそうです。
本当に甘くなるのかを検証していました。
「転がしたみかん」と「何もしていない」みかんを用意し、それぞれみかんの汁を抽出します。
これを、人間の舌による味の感じ方を再現した「味覚センサー」にかけて調べます。
すると、転がしたみかんの方が「酸味」が減り、甘みを感じるという結果になりました。
みかんに、転がすという衝撃が加わることで、細胞が損傷されます。
その損傷した細胞をなおすために、みかんの中にある「クエン酸(酸味)」が使われていきます。
この酸味の減少が、みかんが甘くなったと感じる理由でした。