MADE IN JAPAN は 高品質?という話:池上彰のニュースそうだったのか!【2019/01/26】

われわれ日本人は、日本製品(メイド・イン・ジャパン)と言えば、高品質だと思う方も多いと思います。

しかし、海外からは必ずしも、そう思われてはいないようです。

49の国・地域の製品に対する印象の良さを格付けしたデータを見ると、

1位は「ドイツ」。

デザイン、独創性、最先端技術の面で、品質がいいという印象があるようです。

2位のスイスは、高級腕時計。

3位のイギリスは、自国の品質を守るための原産国表示「Maid in ○○」の発祥の地です。

(このランキングが、ドイツの調査会社のデータを元にしているとしても)、

ヨーロッパの国々が上位に入っているのは、多くの有名ブランドの存在も理由としてあるようです。

日本製品は7位と、高評価を受けていますが、ヨーロッパなどに比べるとそれほどでもありません。

実は、昔の日本製品は悪いイメージでした。

過去の日本製品には、

第一次世界大戦中に、ワイシャツのボタンはのり付けしただけですぐ取れるものだったり、

1950年代に、アメリカに輸出した車は馬力がなくて坂道を登れなかったりしました。

そのため、今の若い人は日本製品を高評価してくれますが、年配の方にはそうではないかもしれません。

イランが最下位なのは、アメリカからの経済制裁を受けていて、他国との貿易ができず、いろんな製品を組み立てる部品が手に入らないという理由もあります。

中国は48位ですが、世界の工場として、いろんなものを請け負っている間に、世界各国の品質管理を学んで、中国の品質管理が良くなってきているそうです。