わたしたちが、日頃使用するカセットボンベ。
これをゴミとして捨てた後はどうなるのでしょうか。
群馬県高崎市のごみ処理施設「高浜クリーンセンター」では、
年間約110万本のカセットボンベが処理されています。
現場を見てみると、ある機械が置いてありました。
その名も「安心カンカン」。
この中に、中身の有無にかかわらず、捨てるカセットボンベやスプレー缶をそのまま入れます。
フタを閉めたらスイッチオン!
まずは、機械の中の酸素を抜いて、窒素を注入し、着火を防ぎます。
そして、特殊な破砕歯で、缶を切って潰し中身を出します。
缶を1本ずつ入れると、↓こんな感じ。
そうして、吐き出されたガスは、空気で約100倍に薄めて外へ放出します。
潰された缶は、プレスされて鉄のブロックになり、製鉄所に売られて、新たな鉄製品に生まれ変わります。