ティッシュペーパーが5箱で売られている理由:この差って何ですか?【2019/02/19】

トイレットペーパーは、4個(ロール)入り・8個入り・12個入りなど、客のニーズに合わせた数が売られていますが、

一方、箱のティッシュペーパーは、なぜか5箱まとめられたものがよく売られています。これはなぜでしょうか?

ネピア プレミアムソフト ティシュ 360枚(180組)×5個パック

ネピア プレミアムソフト ティシュ 360枚(180組)×5個パック

  • 出版社/メーカー: 王子ネピア
  • 発売日: 2013/10/06
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

日本では、1964年(昭和39年)に初めて箱ティッシュが販売されました。

1984年(昭和59年)に、初めてティッシュを5箱まとめて販売したのが、王子ネピアでした。

1973年(昭和48年)のオイルショック以降、品不足を経験した人々は、生活必需品をまとめ買いするようになったので、

箱ティッシュもまとめて売ることになったのです。

その時、女性が持ち運べる最大が5箱だったといいます。

いったい、どういうことでしょうか?

発売当初の箱ティッシュの高さは、83mmありました。

現在の箱テイッシュの高さは62mm なので、その差は約20mm になります。

ティッシュの枚数は、どちらも同じなのですが、紙の品質が良くなりスリムになったのです。

そのため、当時の箱ティッシュを5箱重ねると、今よりも約10cmも高くなっていたのです。

なので、身長150cmの女性が当時の5箱まとめた箱ティッシュを持つと、箱の下の部分が地面近くまできてしまいます。

もし、これが6個になると、軽く揺らしただけで、地面にぶつかってしまいました。

つまり、女性が地面にぶつけずに持ち運べる限界が5箱だったのです。

そして、王子ネピアが販売する箱ティッシュは5箱まとめるイメージが定着したため、現在でも多くの箱ティッシュは5箱まとめて売られているのです。

ネピア プレミアムソフト ティシュ 360枚(180組)×5個パック

ネピア プレミアムソフト ティシュ 360枚(180組)×5個パック

  • 出版社/メーカー: 王子ネピア
  • 発売日: 2013/10/06
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品