トイレットペーパーは、4個(ロール)入り・8個入り・12個入りなど、客のニーズに合わせた数が売られていますが、
一方、箱のティッシュペーパーは、なぜか5箱まとめられたものがよく売られています。これはなぜでしょうか?
ネピア プレミアムソフト ティシュ 360枚(180組)×5個パック
- 出版社/メーカー: 王子ネピア
- 発売日: 2013/10/06
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
日本では、1964年(昭和39年)に初めて箱ティッシュが販売されました。
1984年(昭和59年)に、初めてティッシュを5箱まとめて販売したのが、王子ネピアでした。
1973年(昭和48年)のオイルショック以降、品不足を経験した人々は、生活必需品をまとめ買いするようになったので、
箱ティッシュもまとめて売ることになったのです。
その時、女性が持ち運べる最大が5箱だったといいます。
いったい、どういうことでしょうか?
発売当初の箱ティッシュの高さは、83mmありました。
現在の箱テイッシュの高さは62mm なので、その差は約20mm になります。
ティッシュの枚数は、どちらも同じなのですが、紙の品質が良くなりスリムになったのです。
そのため、当時の箱ティッシュを5箱重ねると、今よりも約10cmも高くなっていたのです。
なので、身長150cmの女性が当時の5箱まとめた箱ティッシュを持つと、箱の下の部分が地面近くまできてしまいます。
もし、これが6個になると、軽く揺らしただけで、地面にぶつかってしまいました。
つまり、女性が地面にぶつけずに持ち運べる限界が5箱だったのです。
そして、王子ネピアが販売する箱ティッシュは5箱まとめるイメージが定着したため、現在でも多くの箱ティッシュは5箱まとめて売られているのです。
ネピア プレミアムソフト ティシュ 360枚(180組)×5個パック
- 出版社/メーカー: 王子ネピア
- 発売日: 2013/10/06
- メディア: ヘルスケア&ケア用品