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百貨店の食品売場が地下にある理由:キャスト【2019/02/18】

百貨店の食品売り場といえば、「デパ地下」とよく耳にします。

「デパ3」や、「デパ4」とは、あまり聞きません。

なぜ、地下にあるのでしょうか?

百貨店の食品は、その場で作ってそのまま販売というのが売りのひとつ。

そのため調理スペースが必要となります。

バックヤードの調理場を見てみると、ガス・水道がひかれていて、これは地上にひくよりもコストが低くすみます。

毎日、運ばれてくる食材の搬入口も地下あるため、運搬効率もよいです。

他にも、JRや私鉄、地下鉄と、地下にある大きな駅に囲まれている場合、

地下改札を通る客が多いため、地下に食品を持ってきているケースがあります。

この他にも、百貨店の歴史が地下食品売り場に影響を与えているといいます。

1673年創業の三越にはじまり、高島屋、松坂屋、大丸と百貨店の前身は、呉服店が多い。

つまり、百貨店はそもそも服屋さん。

お店の看板となる1階には、当然、衣服売り場がありました。

明治時代になると、百貨店は西洋化。

海外のデパートにならい食品の販売を開始。

しかし、衣服売り場の空きスペースが使われていました。

元々、百貨店には地下がありましたが、エアコンや換気装置がなかったため、売り場には使えず、倉庫や従業員の休憩場所として使われていました。

そんな中、1915年に日本初の郵便物貨地下鉄道が東京駅に開通。地下の空調技術が発展しました。

これに目をつけたのが、1922年に開業した高島屋。

百貨店競争を勝ち抜くため、大きな食品売り場が必要になり、大金を投資のもと地下食品売り場を建築しました。

その後、電鉄系の百貨店も食料品を主力商品にして、地下食品売場が浸透していきました。