何もない所で車が次々に停止する?幹線道路で謎の現象:めざましテレビ【2019/03/05】

片側3車線の幹線道路、次々と車が走っていきますが、どの車もほぼ同じ位置でスピードを落とし、ブレーキランプが点灯しています。

しかし、周囲に信号らしきものはありません。

この不思議な現象は、川崎市にある京浜急行大師線の産業道路駅付近。

ここで3分間、減速や一時停止した車を数えてみると、通った36台中14台ありました。

この道路の手前までくると、カーナビから「この先、踏切があります」の案内。

上から現場を見てみると、「止まれ」の文字が消された跡と、踏切の跡もありました。

実は、ここ、元々踏切があった場所。

↓こちらは、踏切が撤去される前の様子。

遮断器の前には多くの車が並び、電車が通過するのを待っている状態です。

東京と横浜市を結ぶ産業道路と、京浜急行大師線が交差する場所にあったこの踏切。

両車線で7車線と、市内でも交通量が多い道路である上、日中は5分に1本のペースで電車が通過。

ピーク時は1時間のうち23分遮断器が下りてしまうため、交通渋滞の原因となっていました。

そこで、先週土曜日(2019/03/02)から、たったひと晩で地下への切り替え工事を実施。

道路を封鎖せずに急ピッチで作業が進められたことで、踏切の名残りはそのままになっていたのでした。

市によると、今後少しずつ整備をしていくとのことでした。