相撲のしこ名の付け方には、ルールがあるのでしょうか?
実は、明確な決まりはありません。
自分の本名でも、別の名前でも、どちらでも良いのです。
しかし、暗黙の決まりはあるそうです。
これまでつけられてきたしこ名を見てみると、大きく4つのパターンに分けられます。
本名
「高安」「遠藤」など。
自分の本名をそのまましこ名にするパターン。
親方や部屋
「琴奨菊」「千代大龍」など。
琴奨菊は、佐渡ヶ嶽部屋の初代親方「琴錦」の「琴」から。
千代大龍が所属する九重部屋では、千代の富士や千代大海のように昔から伝統的につけている「千代」から。
地元
「豪栄道」「輝」など。
豪栄道は、出身の埼玉栄高校の「栄」から。
輝は、石川県出身で、石川県から東京都を結ぶ北陸新幹線の列車の愛称「かがやき」から。
御嶽海は、長野県出身で「御嶽山」から。
舞の海は、青森県鰺ヶ沢町舞戸の「舞」から。
名力士
「白鵬」「竜電」など。
白鵬は、第48代横綱「大鵬」の「鵬」から。
竜電は、江戸時代の伝説の力士「雷電」の「電」から。
当てはまらない特殊なパターン
剣翔 桃太郎(つるぎしょう ももたろう)
宇瑠寅 太郎(うるとら たろう)
光源治 晴(ひかるげんじ はる)
冨蘭志壽 学(ふらんしす まなぶ)