新喜劇でギャグを言った時にコケるのはなぜ?という話:祝60周年!大阪人も知らんかった よしもと新喜劇【2019/03/06】

よしもと新喜劇では、舞台上の誰かが定番のギャグを言った後に、「全員でコケる」というお約束のシーンがあります。

これはいったい、いつから始まったのでしょうか?

新喜劇の演出家の 竹本浩三さんによると、

チャーリー浜さんが、キッカケだったようです。

1960年代、「吉本ヴァラエティ」改め、「吉本新喜劇」と名称を変え新しい時代を迎えようとしていた頃、

新人だった 浜 裕二(後のチャーリー浜)は、二枚目役として出演していました。

自分も笑いを取りたいと苦しんでいた浜さんは、ある日、悩んで深酒をしていました。

その時のお酒が残ったまま舞台に登場した浜さんは、通常は「ごめんください」と言うセリフを「ごめんくさい」と言ってしまい、

何か様子がおかしいと心配して近づく共演者を振りほどこうとして、突き飛ばして倒してしまう形になってしまいました。

「やってしまった」と思ったであろう浜さんの心配をよそに、観客席ではこれがウケて爆笑の声が上がる。

その後、竹本さん指導のもと、みんなで体を張ってコケるギャグ、「コケ」の稽古が始まったということです。

チャーリー浜:ごめんくさい。

一同:(ドタッ!)