プロ野球でワンバウンドして交換したボールはその後どうなるの?という話:チコちゃんに叱られる!【2019/05/10】

日本のプロ野球を見ていると、ヒットを打たれた後、ピッチャーがボールを交換したり、

ワンバウンドしただけで、ボールを交換することがあります。

このワンバウンドしただけで交換しているボールは、そのあとどうなるのでしょうか?

実はこのボールは、公式戦では二度と使われないそうです。

公認野球規則によると、

ボールを交換できる条件は3つ。

・(ファールボールなどで)ボールがフィールドの外に出た場合

・ボールが汚れたり破損したりした場合

・ピッチャーがボール交換を求めた場合

しかし、たった一度のワンバウンドだけで交換してもいいのでしょうか?

ワンバウンドすれば、必ず土が付いたりボールに傷が付きます。

すると、球全体のバランスが崩れて回転が変わってしまいます。

投手が思うようにコントロールするには、キレイなボールの方がいいので交換します。

他にも、ボールに傷が付くと変化しやすくなり投手に有利になるので、フェアプレーにするためといった理由もあるようです。

1試合でボールを120球くらい交換すると考えると、

年間で試合中に交換されるボールの数は、10万2,960球 になります。

(1試合120球 × 1日6試合 × 1シーズン143試合 = 10万2,960)

ワンバウンドしたボールはボールボーイに回収され、箱の中に無造作に置かれていました。

交換したボールは公式戦では二度と使えず、チームの練習球にしたり、グッズとしてファンサービスでプレゼントしたりするそうです。