プロ野球で使われている硬式ボールは、飛びすぎを防止するために、反発力に規制がかかっています。
硬式ボールの 反発係数の目標値は、0.4134。
もし、この反発力の規制を解除したら、特大ホームランも打てるかもしれません。
1メートルの高さから、いろんなボールを落として跳ね上がる状態を高速カメラで撮影し高さや速度などを計測。
それぞれの「反発係数」はこちら。
反発係数が一番高かったのは、ゴムボール。
野球の硬式ボールの約2倍です。
しかし、市販のゴムボールだと、柔らかすぎて、打った瞬間に大きく変形し、
反発エネルギーが弱まりボールが飛ばなくなります。
もし、硬いゴムボールがあれば、飛距離が出るはずということで、作っていました。
通常のゴムボールに、反発力をあげる天然ゴムと硫黄を加えて、
ゴムを硬くするカーボンブラックを加えます。
硬いゴムボール(アンロックゴムボール)ができました。
通常の硬球と比べると以下の通り。
元プロ野球選手の和田さんが、この硬いゴムボールを打って、最大で146mの飛距離がでました。