コンサートなどで使われるピアノは「黒色」が主流ですが、
18世紀に誕生したころのピアノを見てみると「木目」のものばかり、
この黒いピアノが世界中に広がったキッカケは日本だったといいます。
実は、日本で作るピアノはある事情で黒色にしなければならなかったのです。
日本でピアノが作られるようになったのは、1900年代初頭。
そのピアノは「黒」。
実は、日本はヨーロッパに比べて湿気が多く、木目のピアノだと劣化する恐れがありました。
そこで、湿気に強い漆(黒色)を使ってピアノを塗装したのです。
黒いピアノは高級感があり、演奏者を引き立てると世界中に広まったのです。