賞状に句読点がないのはなぜ?という話がありました。
その理由は、相手に敬意を表す意味があるから。
これはいったい、どういうことでしょうか?
東京大学の 本郷和人 先生によると、
平安時代から江戸時代の書物をみると、
本来、日本には句読点を用いるという文化はない。
句読点が用いられるようになったのは、明治20年頃から。
どんな人にでも読みやすいようにという意図のもと、使われるようになったのです。
しかし、元々教養のある人は、句読点がなくても理解できていた。
そのため、読みやすいように句読点をつけてしまうと、「失礼」をはらんでしまう。
つまり、相手に敬意を払うためにも、句読点は打たないのがマナーなのです。
ちなみに、同じ理由で年賀状にも句読点は打たない方がよいそうです。
(※このブログでは自分が読みやすいように句読点を付けています)