働いていた会社や母校でも不法侵入はありえる!?という話:モーニングショー【2019/05/22】

ミスタードーナツの調理場での不適切動画がニュースになっていました。

不適切な動画が撮影されたのは、北九州市門司駅前にあるミスタードーナツ。

30年前に働いていた49歳の元アルバイト男性が、調理場へ入って、冷蔵庫を勝手に開けたり、素手で調理器具を触ったり、チョコレートの入ったケースを触って手についたチョコを舐める音をさせたりして、動画を撮影していたのです。

そもそも、なぜ、この男性は調理場へ入ることができたのでしょうか?

元アルバイト男性とこの店の店長は、30年以上前、ミスタードーナツのアルバイトで先輩と後輩の仲だったといいます。

元アルバイト男性の突然の訪問に対して、後輩の店長は先輩の入室を許可してしまったのです。

調理場での撮影は約5分間続きました。

ミスタードーナツを展開するダスキンによると、男性が調理場へ入った後、器具を洗浄し、チョコレートは廃棄、客に商品が提供されることはなかったとしています。

元アルバイト男性「昔の職場を懐かしく思って、いい年して悪気もなく調理場に入ってしまった。配慮に欠けていた」

ダスキン「素手で器具を触るなどの行為は遺憾。店長は『部外者を入れないというルールが徹底できなかった』と反省している。現在、この男性に対して何らかの法的手段を検討している」

このニュースに対して、コメンテーターの玉川さんが気になることを言っていました。

かつて所属していた場所というのは、自分がもうそこにいなくなっても、まだそこに関係しているっていうふうに勘違いしていることってけっこうあると思うんですよ。例えば、会社でずっと働いていて定年で退職した後に、会社の近くに来たんで来てみたよなんていって来てね、それで元の自分の部署なんかに来たりする人ってたまにいたりする。それって元いただけでしかなくって、迷惑でしかないわけなんですよ。来てる方は元々俺はいたんだから、あたたかく迎えられるのはふさわしいんじゃないの?っていう風に勘違いしたり甘えたりしてると。それから、昔、通ってた小学校に久しぶりに近くに来て、校庭とか校舎の中に入ってみたなんてことがあると思う、これは完全な不法侵入なんだけど、なんとなく許されるんじゃないかっていう、俺卒業生だから、中に入ってもいいんじゃないの?って。ダメなんですよ、ダメなんだけどそういうふうに考えがち。この動画の撮影者もそんな感覚でやったっていう感じなんでしょうね。