つぶらな瞳で田んぼを移動する謎の白い物体。
実はこれ、日産自動車の技術者である中村哲也さんが開発した、
その名も「アイガモロボ」。
このロボットを見たネット上の反応は、田んぼを動き回る様子がお掃除ロボットのようでかわいらしいと話題に。
その名の通り、田んぼに合鴨を放して雑草や害虫を食べてもらう「合鴨農法」からヒントを得て作られたもの。
なぜ、日産自動車がこんなロボットを作ったのでしょうか?
実はこのロボット、自動車の自動運転技術を応用しているのです。
Wi-FiとGPSで自分の位置情報を把握し、田んぼを一巡できるようプログラミングされています。
合鴨農法のように、泥を巻き上げながら移動することで、水中に日光が届きづらくなり、雑草の成長を抑制できるといいます。
また、特殊なスクリューのおかげで大事な稲を傷つけることもないそうです。
日産自動車としては、このロボットの販売はしないそうですが、要望があれば技術提供をしていくそうです。