ボクシングの女子WBOスーパーフライ級世界戦の計量で珍しいことがありました。
対戦する2人はそれぞれ、
東洋太平洋バンタム級王者の吉田実代選手は、バンタム級からスーパーフライ級へ減量
アジアパシフィックフライ級王者のケーシー・モートン選手は、フライ級からスーパーフライ級へ増量
ということになっていました。
しかし、モートン選手は、52.3kgと増量しすぎたため、計量でスーパーフライ級の52.1kgより200gオーバーとなってしまいました。
その日になんとか体重を落とさなければならないモートン選手は、まずトイレに駆け込みます。
体から出せる水分を出した上で、
なんと、そこに偶然居合わせた日本人の女性に髪を切ってもらったのです。
そのおかげで、ピッタリ52.1kgになり、無事にリミットクリアとなりました。
モートン選手によると、
後ろの部分はトイレで居合わせた見知らぬ日本人女性に頼んで切ってもらいました。とてもいい人でやはり日本人は素晴らしい。
と話したということです。
実は、モートン選手の母親は日本人だったのです。