セミの成虫の寿命は1週間じゃなかった!という話:ひるおび!【2019/06/20】

セミの成虫の寿命は、どうやら1週間じゃないという話です。

これを調べた方がいます。

それが、笠岡高校サイエンス部3年生の植松さん。

植松さんは、セミの成虫が最長で1ヶ月生存することを証明しました。

そもそも、小学校の頃から虫に興味を持って、いろんな観察をしてきた植松さん。

セミは夏の始まりに鳴き始めて、夏の終わりに死骸を見かけます。

もし、寿命が1週間なら、泣き始めて翌週から同じように死骸があってもいいのではないか?と彼は考えたそうです。

そこで、2016年7月中旬 から 9月中旬まで、地元の岡山・笠岡市の住宅地や雑木林など4か所でほぼ毎日セミを採取して調査しました。

採取したセミには、○日と印をつけました。

アブラゼミ、ツクツクボウシ、クマゼミなど、863匹に油性ペンで「マーキング」しました。

毎日捕獲していたら、そのうち15匹が再捕獲できました。

さらにそのうち、4匹が再再捕獲できました。

最長の生存確認記録は、アブラゼミが32日間、ツクツクボウシが26日間、クマゼミが15日だったということです。

セミたちの夏 (小学館の図鑑NEOの科学絵本)

セミたちの夏 (小学館の図鑑NEOの科学絵本)

  • 作者: 筒井学
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/07/11
  • メディア: 単行本