セミの成虫の寿命は、どうやら1週間じゃないという話です。
これを調べた方がいます。
それが、笠岡高校サイエンス部3年生の植松さん。
植松さんは、セミの成虫が最長で1ヶ月生存することを証明しました。
そもそも、小学校の頃から虫に興味を持って、いろんな観察をしてきた植松さん。
セミは夏の始まりに鳴き始めて、夏の終わりに死骸を見かけます。
もし、寿命が1週間なら、泣き始めて翌週から同じように死骸があってもいいのではないか?と彼は考えたそうです。
そこで、2016年7月中旬 から 9月中旬まで、地元の岡山・笠岡市の住宅地や雑木林など4か所でほぼ毎日セミを採取して調査しました。
採取したセミには、○日と印をつけました。
アブラゼミ、ツクツクボウシ、クマゼミなど、863匹に油性ペンで「マーキング」しました。
毎日捕獲していたら、そのうち15匹が再捕獲できました。
さらにそのうち、4匹が再再捕獲できました。
最長の生存確認記録は、アブラゼミが32日間、ツクツクボウシが26日間、クマゼミが15日だったということです。