意外と知らない!?生き物の正しい持ち方の話:世界一受けたい授業【2019/06/22】

「その道のプロに聞く生きものの持ちかた」の本の著者、松橋利光 さんが、生き物の正しい持ち方を紹介していました。

その道のプロに聞く生きものの持ちかた

その道のプロに聞く生きものの持ちかた

  • 作者: 松橋利光
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2015/08/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

小型犬

もしも、人が座るように縦向きに抱っこしてしまうと、犬にとって不自然な体勢で腰に負担がかかってしまうので、

お尻の下と胸の辺りを包み込むように持ち、体を密着させます。

もしも、指の腹でつまむと、力が入って羽どうしがこすれたり、指の脂や汗で羽の粉が取れてしまうので飛べなくなることもあります。

なので、羽を指の間に挟めば蝶へのダメージも少ないです。

大型犬

もしも、人の肩に犬の前足をかけて抱っこすると、暴れだしたときに後ろに犬が飛び出して、人が倒れそうになったりして危ないので、

前足と後ろ足を包み込むようにして抱き上げます。そうすると、暴れて落下しそうになっても、そのまま下ろせば大丈夫です。

もしも、仰向けで抱っこしてしまうと、猫にとって自由がきかない体勢で、激しく抵抗したり、暴れて引っ掻くおそれがあります。

なので、小型犬と同じで、お尻の下と胸の辺りを包み込むように持ち、体を密着させます。

セキセイインコ

基本的には、指に乗せればいいです。

一方、どうしてもカゴの中から出てきてくれない場合などには?

もしも、コップを持つように掴むと、首が自由に動くので暴れて指を噛まれる恐れがありますし、人の指で胸を圧迫して呼吸しづらくしてしまいます。

なので、人差し指と中指で首を固定し、羽ばたかないように翼を優しく押さえます。

カブトムシ

もしも、体の羽の横を持つと、つるつるしているので滑ったり、胸と羽の間は想像以上に動くので、ここに指を挟まれるとかなり痛いです。

なので、小さな動かない方の角をつまんで持ちます。

ウサギ

ウサギは骨がとてももろいので、落としてしまうと簡単に骨折してしまいます。

後ろから抱き上げて、お腹に密着させます。これだと、キックされたり、暴れた時でも、押さえて守ることができます。

サソリ

サソリのハサミはそれほど危険ではありません。

気を付けなければいけないのは、毒のある尻尾の先端とハサミの間の三角ゾーン。ここが危険です。

尻尾は釣り針のように沿っていて、前の物を刺しやすい構造になっています。

なので、毒針に注意して、後ろから尻尾の先をつまめばよいです。

その道のプロに聞く生きものの持ちかた

その道のプロに聞く生きものの持ちかた

  • 作者: 松橋利光
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2015/08/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)