京急電鉄が朝の混雑緩和を目的としたサービスを発表しました。
それは毎朝混み合う特急や急行ではなく、比較的混雑の度合いが低い「各駅停車」の電車に乗るだけで20円分のポイントを提供するというもの。
通勤ラッシュで混雑する、平日の朝7時半から9時まで、平和島駅 → 品川駅 間(上り)の各駅停車の電車にずっと乗っていた人にだけポイントが提供されます。
例えば、最初に各駅停車の電車に乗っていても、途中で特急や急行に乗り換えてしまうとポイントはもらえません。
乗っている電車をどうやって判別しているのでしょうか?
「KQスタんぽ」というスマホアプリを使います。
各駅停車の電車に乗って、アプリを起動します。
そして、「次は品川〜」のような、車掌が流す自動放送と同時に、「非可聴音という音波みたいなもの」が流れて、スマホのアプリがそれを受信して、スタンプを取得することが可能になります。
非可聴音とは、人の耳では聞き取れない音のことです。
このサービスは1日1回しか利用できませんが、毎日各駅停車に乗ってコツコツためていけば、年間で約4000円分のポイントをゲットすることができます。
また青物横丁駅で特急に乗り換えるなどの不正やカウント間違いを防ぐために、ポイントを取得できる区間を2か所設けていて、それぞれでアプリを起動し認証を受ける必要があります。
特急と各駅停車の所要時間の差は10分程度、時間に余裕があれば比較的空いている車両に乗れて、ポイントがもらえるということになるのです。
このサービスは、2019年7月1日から始まります。