ラーメン屋の出前は、なぜラップがピッタリ張られているのか?という話:林修のニッポンドリル【2019/07/10】

出前でラーメンを頼むと、器にラップがピッタリと張られています。

しかし、一般の人が同じようにやってみるも、なかなかうまく脹れません。

特殊な機械や、職人技があるのでしょうか?

ラーメン店の中に入ってみると、使っていたカッターは普通で、一般の人がやってもピッタリと張れました。

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では、何が違うのでしょうか?

ラップにその秘密がありました。

実は、業務用家庭用のラップとでは、素材が違うのです。

それぞれを器に張って、中央を指で押してみます。

家庭用ラップの場合、破れてしまいました。

サランラップ 22cm×50m

サランラップ 22cm×50m

  • 出版社/メーカー: 旭化成ホームプロダクツ
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

一方、業務用ラップの場合、器の底まで伸びきりました。

リケン業務用ラップ 30cm×500m VS-300 (1本)

リケン業務用ラップ 30cm×500m VS-300 (1本)

  • 出版社/メーカー: エムテートリマツ
  • メディア: ホーム&キッチン

実は、業務用ラップは最大で8倍の伸び率があります。

それに伴って、くっつきやすいのです。

ラーメン屋の出前では、器が傾いてもスープがこぼれないように、業務用ラップを使っています。

一方、家庭用ラップは、臭い漏れや酸化を防ぐため、保存に適しています。