マンホールが進化しているそうです。
↓こちらは、旧型のマンホール。
下水管の水が一杯になり、マンホールに下から圧力がかかると、
旧型のマンホールでは、安全のためフタが飛ばないようになっているものの、
重さ40kgの鉄フタがものすごい勢いで跳ね上がりました。
ここから出てくる水は濁っているので、穴が開いているかわからなくなり、
転落する危険性も出てきます。
次に、去年(2018年)改正されたJIS規格で作られた、↓新しいマンホール。
上から見たところ、旧型と比べて、見た目はあまり変わりません。
先ほどと同じように、マンホールに圧力がかかると、
空気を徐々に逃すために、マンホールが1cmくらい浮き上がり、カタカタと音が鳴ります。
次に、水が5mほど吹き上がりました。
その後は、水が少しずつ出続けていましたが、最後までフタは外れませんでした。
どうして新型は、フタが外れなかったのでしょうか?
旧型のマンホールは、下からの圧力をフタの重さだけで押さえていましたが、
新型のマンホールには、ツメがあり、フタの枠に引っかかるので、下から圧力がかかっても、フタが外れずひっくり返らなかったのです。