「やばい!」って何の略?という話:新説!所JAPAN【2019/07/15】

スターバックスを「スタバ」、ファミリーマートを「ファミマ」というように、

お店の名前など何でも言葉を略す文化というのは、海外ではあまり馴染みがなく、日本人特有のものらしいです。

これは、仲間意識を強めるためなのだとか。

昔から仲間同士に分かる言葉をわざと作る、それを奴詞(やっこことば)と呼んでいる。

奴(やっこ)とは、江戸時代の裏社会で生きる侠客のこと。

彼らが仲間内で使っていた隠語のことを奴詞という。

今でも使われている「やばい」という言葉も、もとは、奴詞で省略語。

江戸時代の泥棒が、「番屋(警察署)の前を通るときに気をつけろよ」というのを

表立って「番屋」と呼べなかったので、「やんば」と言っていた。

それが後に、

番屋(警察署) → やんば → やば → やばい となっていった。

「やばい」という言葉は、裏社会で生きる仲間の中で、「番屋に気をつけろ」という言葉が変化・省略を重ねながら生まれたものでした。

東大教授がおしえる やばい日本史

東大教授がおしえる やばい日本史

  • 作者: 本郷和人,和田ラヂヲ,横山了一,滝乃みわこ
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2018/07/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)