インドの教師が教室前で自撮りをする理由:ひるおび!【2019/07/16】

インドのウッタル・プラデーシュ州では、

公立校の教師に対して、出席を確認するために教室で撮影した自撮り写真を送るようにとの指示が出された。

教育省関係者によると、この制度は幽霊教師撲滅のために作られた。

ウッタル・プラデーシュ州では、教師が資格を持たない人に仕事を下請けさせ、出席を取らないどころか生徒に勉強を教えていないという事態が起きていた。

このことを校長たちも、分け前を得てこれを黙認していた。

州首相は、生徒よりも教師のレベルがアップが必要だと断言している。

州首相と教育大臣が「自撮り写真」を確認する。

教師たちは午前8時までに投稿しなければ、1日分の給料を失う。

この制度は、夏休みが始まる前の5月から実施されており、これまでに700人以上の教師が1日分の給料を失っている。

【給料を失う行為】

・午前8時までに自撮り写真を投稿できない

・勤務時間中にインターネットのサイトを見る

・勤務時間中にゲームをする

教師たちは、この新しいルールに「フェアじゃない」と反発している。

・交通渋滞もあるし、公共交通機関が整っていない地方もある

・ネット環境も悪いので投稿が遅れることもある

など。

全体の1/4くらいの教員は、毎日授業をしていない。

指導する立場の校長も学校に行かないことが多い。

とのことです。

D28 地球の歩き方 インド 2018~2019 (地球の歩き方 D 28)

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