ススが付いた銀色の卵の話:所さんの目がテン!【2019/08/18】

青森県 松風塾高校の科学コミュニケーション部の学生たちがおもしろい科学実験をしていました。

それは、生卵を使った光の屈折の実験。

まず、生卵をロウソクであぶります。

そして、外側を全部真っ黒にします。

これを水槽に入れてみると・・・、

なんと銀色になりました。

その秘密は、光の全反射にありました。

卵の表面に付いている黒いものは「スス」。

ススは水をはじく性質があります。

人間がものを見るとき、光がものに当たって反射した一部の波長の光を目で感知し、色を認識しています。

しかし、このススのついた卵を水の中に入れると、

卵と水の間に空気の層ができ、

その表面で、ある角度から入ってくる光が全反射します。

それが目に入って、メタリックに光り輝いて見えるのです。

所さんの目がテン!試してわかった超常識 オモシロ実験集 (日テレbooks)

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  • 出版社/メーカー: 日本テレビ放送網
  • 発売日: 2009/09/05
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