明日(2019/09/20)に開幕するラグビーW杯。
日本代表の31人中16人が海外にルーツをもつ選手だといいます。
日本で生まれた方たちだけでチームを組んでいるかと思いきやそうではないということです。
トンガやニュージーランドなど、ラグビーが盛んな国から日本のメンバーに入っています。
なぜ、こんなに外国人が多いのでしょうか?
実は、ラグビーの日本代表になるには、国籍はいりません。
国籍主義ではなく、所属協会主義で組むという歴史があるのです。
ラグビーは、イギリス生まれ。19世紀に誕生したといわれている。
イギリスといえば、地方に分かれている。
イングランド、ウェールズ、アイルランド、スコットランド。
これらすべてをまとめてイギリス代表を作ったのではなく、
イングランドのラグビー協会で1チーム代表、ウェールズの代表、アイルランドの代表、スコットランドの代表と、それぞれの地域の協会ごとにチームを作ったという元々の歴史があるので、今のラグビーワールドカップは、その協会に所属していたら出られる、国籍はいりませんよ、ということになっている。
これはなぜでしょうか?
イギリスといえば、昔、大英帝国として、世界中に植民地を持っていた。
そこに、イギリス人が暮らしていたり、入植したりする。
その人たちが、オーストラリア、ニュージーランド、フィジーなどで、
その地元のナショナルチームに入れるようにと配慮としてあった。
国際ルールには、
【1】その国で生まれた
【2】両親・祖母のうち1人がその国で生まれた
【3】直近3年間継続してその国に住んでいる
などがある。

ラグビーのルール 超・初級編 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)
- 作者: 中野良一,木谷友亮
- 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
- 発売日: 2019/07/17
- メディア: 単行本