昨日(2019/10/16)、東京オリンピックについて、国際オリンピック委員会(IOC)があることを発表しました。
その内容は、「東京は暑いからマラソンと競歩は札幌でやろう!」というもの。
IOCのバッハ会長によると、
「選手の健康はわれわれの最大の関心事、新たな提案はいかに深刻に懸念しているかのあらわれ」
だといいます。
マラソン実施日は、女子は8月2日、男子は8月9日。
参考までに、今年(2019年)8月の平均気温を見てみると、
東京が32.8℃に対して、札幌は26.5℃、平均湿度はあまり変わらない。
これは、最初からわかっていたのでは・・・?
というのも、先月(2019年9月)、世界陸上(カタール・ドーハ)が開催されたが、
気温が高いため、マラソン・競歩を異例の深夜スタート。
それでも、気温30℃超、湿度70%超。
女子マラソンでは、出場者の40%超が途中棄権(過去最多)するという過酷なレースとなった。
前の東京オリンピック(1964年)は10月開催だったが、そもそもなぜ、今回の東京オリンピックは7・8月開催なのか?
実はオリンピックのスケジュールはアメリカの都合で決まる。
アメリカでは様々なスポーツが行われるが、
スーパーボウル(アメフトの優勝決定戦)は、 1・2月
メジャーリーグ(ワールドシリーズ)は、 10月
NBA(北米男子プロバスケットリーグ)は、 10月 〜 4月
と、冬のこの時期に被って盛り上がりの分散を避けたいという狙いがある。
なぜ、アメリカのいうことを聞くのか?
その理由には、お金の問題が出てくる。
テレビの放映権料の半分以上はアメリカが出している。
リオ・オリンピックでは、その金額が1200億円。
IOCの収入の40%は放映権なので、忖度しなければ仕方がない状態になっている。
夏にオリンピックを開催したい、しかし暑いので札幌でやるのはどうか。
となっている。

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