どの血液型の人にも輸血可能な黄金の血がある!?という話:ホンマでっか!?TV【2019/10/23】

疲労評論家の梶本修身 先生が輸血の話をしていました。

輸血のときに問題になるのが血液型。

どんな血液型にも輸血できる「黄金の血」というのを持つ人が世界に43人だけいる。

日本には、わかっている人で1人だけいる。

血液型というのは、赤血球の表面にいわゆる突起みたいなのがある。

これを抗原といい、くっついていることで、抗原のない人に輸血を行ったときに不適合が起きる。

A型の人はA型抗原。B型の人はB型抗原が付いている。

それ以外に、RH抗原もある。

このRHが複雑で組み合わせを考えると、数万種類の組み合わせがある。

RH抗原は人類のほとんどの人(99.9999・・・%)が持っている。

しかし、世界中で、その43人だけがRH抗原を一切持っていない(「RHナル」と呼ぶ)。

この人たちは一切のRH抗原を持っていないので、誰にでも輸血ができる。

過去50年間で世界に43人いて、現在輸血に応じてくれる人が6人、そのうちの1人が日本人である。

ただし逆に言えば、RHナルの人は他から血液を一切もらうことができない。

天使のような人たちだが、もし自分に何かあった場合には、貴重なRHナル同士でしか輸血ができない。