赤・白・黒だけでフルカラーを表現できる?という話:ヘウレーカ!【2019/10/23】

人間が色を見る時は、脳で色を感じているそうです。

おもしろい色の実験がありました。

ここに、いろんな色が含まれたお寿司がある。

写真を撮り、画像から3原色の赤だけを残す。

次に元の画像から緑だけを残す。

この緑色の強弱を白黒に変換する。

用意するのは、この2枚の画像だけ。

この2つの画像を混ぜて、赤色の濃さを薄くしたものが、こちらの画像。

この画像の中にある色は、赤と白と黒だけ。

しかし、バランやネギがに見える。

これはなぜなのか?

言ってみればこれは赤ばかりの世界。

赤の照明の中にいるのと同じ。

人間は照明の環境を理解して合わせようとする。

赤いところが白っぽく見えるように変わる。

その時にグレーのところがに見える。

これはポラロイドカメラを発明したランドが発見した錯視で、ランドの2色法という。

これを使うと、白と黒と赤があればフルカラーが表現できると一時期流行った。

色は、光や物にくっついてて固定したものに思われるかもしれないが、

実際は頭の中で作られる不確かなものである。

人を動かす「色」の科学 (サイエンス・アイ新書)

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  • 作者: 松本英恵
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2019/01/16
  • メディア: 新書