人間が色を見る時は、脳で色を感じているそうです。
おもしろい色の実験がありました。
ここに、いろんな色が含まれたお寿司がある。
写真を撮り、画像から3原色の赤だけを残す。
次に元の画像から緑だけを残す。
この緑色の強弱を白黒に変換する。
用意するのは、この2枚の画像だけ。
この2つの画像を混ぜて、赤色の濃さを薄くしたものが、こちらの画像。
この画像の中にある色は、赤と白と黒だけ。
しかし、バランやネギが緑に見える。
これはなぜなのか?
言ってみればこれは赤ばかりの世界。
赤の照明の中にいるのと同じ。
人間は照明の環境を理解して合わせようとする。
赤いところが白っぽく見えるように変わる。
その時にグレーのところが緑に見える。
これはポラロイドカメラを発明したランドが発見した錯視で、ランドの2色法という。
これを使うと、白と黒と赤があればフルカラーが表現できると一時期流行った。
色は、光や物にくっついてて固定したものに思われるかもしれないが、
実際は頭の中で作られる不確かなものである。